★2015年04月04日(土)23:57
ワクチン ドキドキ
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他の獣医さんはどう思っているか 判りませんが私はワクチンを接種 する時毎回 すごく緊張します。 自分の犬に注射する時もドキドキです。 もしかしたら注射後死んでしまうのでは ないかといつも思って注射をして います。ですから飼い主さんが 心配するのも当然です。 ワクチンによるアナフィラキシーショック を過去に経験した獣医ならあの死と となり合わせの攻防は二度と経験したく ありません。アドレナリンを1秒でも 早く注射し止まった呼吸をもどす、 そんなこちらが失禁しそうな場面を 皆さん想像できますか? 飼い主さんは泣きわめきスタッフは おろおろ、そんな中で冷静に自分を 信じて治療をする、皆さんの想像を 超える事を経験してきました。 しかし、伝染病を治療したことのある 獣医ならそれでもワクチンを打つ 必要を感じていると思います。 ジステンパーやパルボ感染での治療の辛さ。 痙攣が止まらず神経症状で死んでいく、 下痢、嘔吐が止まらず死んでいく様、 レプトスピラ感染で腎臓が壊れ舌が 腐っていくさまを見ている獣医は その怖さを知っています。 また自分が感染して家族に移して しまう危険性。特に自分の子供に 入院の犬の病気をうつしてしまうので はないか、そんな危険と闘いながら 治療をしてきました。 ワクチンのありがたさは伝染病を 治療した経験者しか判らないと思います。 ワクチンはとてもありがたいものです。 少しでも私が言いたいことを理解して いただけると嬉しいです。 | | |